的確な情報を
フィクスドギアクリテリウムだったり、ピストクリテリウムだったり。
まだ呼び方すら定まっていない競技。
sfiDARE crit大阪ステージinバイクロアへ行って見て楽しんで、帰ってきてSNS等の反応で感じた事を書こうと思う。
僕がこのイベントに参加するようになり、今回が3回目となる。
今回の大阪ステージは過去のコースとは違う特別なコースで、本来ならもっと広い場所で50〜60km/hは出るロードバイク競技のコースとほぼ同じレイアで行われている。
しかし、今回のコースはとてもコンパクトでスピード域も低く、ゲーム性が強く出た様に思える。
それでも選手達の目の輝きは尋常ではなかった。
それに対しSNSを覗いてみると、
『転倒当たり前の走り方がありえない』
などの投稿を目にした。
何時ものコースであれば転倒なんてさほどない。
なぜならトップスピードも高いため、選手はかなり慎重な走りになるからだ。
しかし今回は転倒者も多かった。
何故なら、繰り返しになるがスピード域も低く、わりと無茶がしやすかった為だと僕は考えている。
ただ、通常なら酷い怪我になる落車・転倒だが、擦過傷で済んだ選手がほとんど。
今回、参加者の多くは、このsfiDARE critを楽しみにし、参加される方ばかりではあるものの、ガムシャラに攻めて転んで怪我をしていた。
いつも凄く慎重な走りをしているのに…。
きっと小学生の子供と同じ心理状況なんだろう。
楽しいから無茶をしてしまう!
大人なのに、子供と同じ衝動にかられるなんて、よっぽどのことなんだと思う。
さて、繰り返しになるが『そんなブレーキもハブのフリーも無い自転車で危険な集団走行をしている!』なんて思われがちな競技。
それでも選手層は増え続けているのはなぜか?
実際にその競技に触れてみると、選手達の互いに協力し、勉強し、技術を磨き合って危険を回避し競い合っている。
僕はこの部分を凄く大事に思っている。
よくクリテリウムやゴールスプリントのシーン。MTBも全般に言えることではあるが、YouTubeなどの動画の転倒シーンを配信して、
『こんな危険なシーンを知らない人に見せて意味はあるのか?』
という議論がなされているが、僕はとても大切なことだと思っています。
車の運転なんてそのもの。 車の運転する際、危険が伴うという事を何度も理解させられる。
何事も、リスクを知り物事に対し判断するのは当たり前な事。
マラソンやジョギングですらリスクを伴うスポーツ だという認識は持って頂きたい。
僕は逆にリスクを知らず、または考えていない方と集団走行をする方が怖い。
自分だけでなく、周りを怪我をさせてしまう可能性がある事は知って頂きたい。
例えば、アウトドアスポーツにチャレンジしようした方が、とても安全で清々しいMTBの動画ばかりを見せられてMTBを買ったものの、
実際に悪路で走らせたらガタガタのズルズルで何回も転び、
『こんなに危険な物を買わせられた!』と思う人もいると思う。
無知ほど怖いものはない。
危険なスポーツ だという事も認識させ、その上でこの世界へ入ってきてもらう。
このスポーツ を理解出来ない方もいるでしょう。
他にも人生を豊かにするスポーツ は沢山ある。
悪い所もしっかりと見てもらい、その上で魅力を感じた方は一緒に楽しめばいい!
理解出来ない方は僕のように観戦者になり、選手達の考えられない技術と精神力に敬意を表し、盛大に楽しみ応援しましょう!