速く走るコツ その2
昨日はダラダラと話ばかりになってしまったので切りました。
DHが苦手な方の2つの理由。
①.危ない・怖い。 ②.走る前、走ってる最中の緊張感が嫌だ。
まず①の危ない・怖いから話しましょう。
僕も走ってて怖いと思う時があります。それはいつも同じ時に感じます。
それは知らない道を走る時です。
僕はコレが本当に楽しくない。
しかも、速く走れ!と言われた時のつまらなさといったら尋常ではないですよ。
だって怖いじゃん!
DHはタイムを競う競技なので、皆さんもガムシャラにスピードを出して速く走るというイメージが強いと思いますが、全く違います。
DHはコースを理解し、いかに速く走るか!
という競技だと思います。
ココはスピードを出しても大丈夫。
ココは滑るから滑らないラインはココにある。など、全コーナー・全ストレート、スタートからゴールまでの道を全て覚え、全て理解したうえで速く走るという競技がDHだと思っています。
もし真剣に速く走りたいと思うのであれば、まずコースを歩く。
歩いて全てを知る事が大切です。
自転車に乗りながらなんて、何も知る事ができません。
・土質
・路面の形状
・岩や根っこの位置
・グリップするワダチや岩
・失速するワダチ
・パンクポイント
・最短でスピードを上げる溝・ギャップ
・ペダリングできる場所
・etc…
ココまで覚えて把握し、やっとスピードを出す事ができます。
そりゃそうですよ。危ない場所を全て把握してるんですから。
例えば…
右コーナー最中、真ん中に木の根がある→
木の根の左側を走行→
コーナー出口のあの岩とあの岩の間(タイヤ1つ分)を抜ける→
その後ペダル3回転→
ギャップで抜重→
伏せてコーナーに備える→
コースのポール4つ目でフルブーキ(ブレーキポイントは荒れてない左側だけど岩が出始めそうなので注意)→…
このようにスタートからゴールまで全て。
コースも毎回天候や試走時間、走行車数などで変わっていくので、そのコースの変化も予測しながら走ります。
でも変化の予測なんて、土質を理解してないと予測なんて出来ません。
例えば、表面は柔らかいけれど、少し掘るとカチカチの岩盤があるとか。
硬い路面だけど雨降ったら泥になるのか、そのまま滑る路面になるのか…。
そこはコースを歩いて情報を得る。
後はイメージと現実をすり合わせるだけ。
コレも訓練です。
訓練次第で、歩いただけで1本目からタイムアタックできるもんです。
でもコレは訓練してないとできないからお勧めしませんが、何年も訓練してたらできますよ。
でもね。大変だけどココまでやったら怖くないでしょ。
だって危険は全て回避してるんだから。
何が言いたいかというと、コレです。
できる事をやるだけ/できない事はしない
コレです。
ただ、スピード感覚だけはどうする事もできません。
そこは反復練習でジリジリ上げていくしかない。
スピード感覚っていってもDHなんてコーナー最中20km/h出てたら相当なスピードだよ。
ほとんどが10km/hかそれ以下。
意外に怖いと苦しめてるのは自己暗示かもね。
冷静に分析できる余裕を意識して走ってみましょう!
では②の続きは明日。